スポーツ保険にはどんな種類がある?1日から入れるおすすめの保険も紹介!
この記事のライター:平林恵子
スポーツ保険は、スポーツ中やレジャー中の事故を保障してくれる保険です。スポーツ団体を作っている人はもちろん、個人で加入できる保険もありますから、スポーツやレジャーを行うときの万が一に備えて、加入を検討してみましょう。
スポーツ保険とは
スポーツ保険は、スポーツ中のトラブルに備える保険です。たとえば、球技をしているときにボールが体にぶつかってケガをした場合などに、スポーツ保険に加入していると保険金が受け取れます。また、スポーツ中に他人にケガをさせて損害賠償責任を負うことになってしまったときも、スポーツ保険で賠償額を賄うことができます。
スポーツをしているときは、日常生活中に比べてケガをするリスク、させてしまうリスクが高くなるので、万が一に備えるスポーツ保険への加入は理に適ったものだと言えるでしょう。
スポーツ保険の種類・保障内容
スポーツ保険の具体的な種類と保障内容についてご説明します。
スポーツ保険には2種類あります。民間の損害保険会社が取り扱っている個人向け保険と、公益財団法人スポーツ安全協会が取り扱っている団体向け保険です。それぞれについて、種類と特徴、保障内容をご紹介します。
●個人向け
個人向けのスポーツ保険は、民間の保険会社各社が提供しているものですから、実際の保障内容や金額もそれぞれ異なります。
ここでは、楽天超かんたん保険のスポーツプランを例にとって見てみましょう。
・保険料
節約コース、標準コース、充実コースの3種類が用意されていて、それぞれ月払いと年払いの2種類があります。年払いにすると、保険料が割引されます。
節約コースの月払いは360円、標準コースは720円、充実コースは990円です。数百円程度でもしものときに備えることができます。
・保障内容
保障内容は、死亡、障害入院、障害通院が基本です。このほか、標準コースと充実コースには日常生活賠償保険、充実コースには携行品損害保険がプラスされます。
・対象者
対象者は、本人のみ、夫婦、家族の3種類から選べます。それぞれ保険料が異なり、標準コースの本人型は月払いで720円、夫婦型は1,210円、家族型は2,130円です。
対象者が増えれば保険料も高くなりますが、1人ずつ加入するよりはずっと割安になっています。家族でレジャーに行ったり、スポーツをしたりする機会が多い人は、家族型や夫婦型を選んだ方がお得です。
このように、個人向け保険には、対象者、保険料の支払い方法、保障内容などを自分の都合に合わせてカスタマイズできるという特徴があります。それぞれの人のライフスタイルや希望に合った保険を選びましょう。
●団体向け
団体向けのスポーツ保険は、スポーツに限らず各種の団体が加入できる保険です。少年野球チームや企業のサッカーチームといったスポーツ団体のほか、陶芸や茶道などの文化活動団体、各種ボランティア団体、子ども会など、あらゆる団体が利用できます。
保険範囲は、団体活動中の事故と、往復の途中で起こった事故です。
・加入できる人
団体で活動をしている4人以上の人(4人未満の団体は加入できません)
・保険料
保険料は、団体あたりではなく1人あたりで算出されるため、団体人数が多ければそれだけ保険料も高くなります。
また、団体の活動内容・その人の年齢・補償範囲(個人活動も保障に含めるかどうか)によっても保険料は変わります。
例)
スポーツを行う子ども……年間1人あたり800円
スポーツを行う大人(64歳以下)……年間1人あたり1,850円
スポーツを行う大人(65歳以上)……年間1人あたり1,200円
危険度の高いスポーツ活動(アメリカンフットボールなど)……年齢を問わず年間1万1,000円
・保障内容
団体向けスポーツ保険で保障される内容は、死亡、後遺障害、入院、通院です。補償金額はそれぞれの区分(年齢、活動内容)によって異なります。
たとえば、入院1日あたりの保険金は、一般的なスポーツをしている子どもと大人(64歳以下)が4,000円、大人(65歳以上)と危険なスポーツをしている場合は1,800円です。