mensa(メンサ)とは?あまり知られていない実態と会員になるために必要なIQ

この記事のライター:黒川ヤスヒト

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知能指数(IQ)の高い人々の団体として知られるmensa(メンサ)。入会には人口の上位2%以内となる知能指数が必要です。mensaの活動内容、mensa会員になるメリット・デメリット、入会方法などを解説します。

自分のレベルがどれくらいなのか、ときどき気になってしまうのがIQ(知能指数)です。自信のある方、自信のない方と人それぞれでしょう。なかには知能指数が高すぎて、まわりの人と話を合わせるのが大変と感じている方もいるかもしれません。そうしたなかで知能指数の高い人々が集まる高IQ団体として知られているのがmensa(メンサ)。具体的にはどのような団体なのでしょうか。ここでは会員になる方法や、活動の内容などの関心の高い部分について見ていきたいと思います。


mensaとは?

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mensaは、高い知能指数を持った人が入会できる団体です。入会するには、IQが全人口の上位2%となるスコアが必要です。団体の目的は、メンバーに知的交流の場を提供すること。会員は世界100カ国以上に存在し、日本では2018年9月現在で約3,500人がmensaの会員となっています。活動としてはメンバーの交流以外に、『インターナショナルジャーナル』という会報を発行しています。英語で発行されている『メンサ・リサーチ・ジャーナル』は会員以外でも読むことが可能です。

mensaの創設は1946年。イギリスのオックスフォードで、弁護士のローランド・ベリルと、科学者で弁護士でもあるランス・ウェア博士が設立しました。当初から、高いIQを持つことだけが入会条件となっていたようです。政治的には中立で、人種・宗教の違いから自由であることも団体の特徴となっています。

参照元:JAPAN MENSA|メンサとは

mensaは高IQ団体のなかでも、もっとも歴史の古い団体です。高IQ団体にはmensaのほかにも、1978年に設立されたTriple Nine Societyや、1982年設立のMega Societyなどがあります。

知能指数(IQ)とは、知能検査の結果を数字で表したものです。数字が大きいほど知能が高いということになります。検査に使われているのは、wais-Ⅲ・wais-IV・wisc-III・wisc-IVといった名称のものです。では、mensaの入会条件とされる、全人口の上位2%とはどういうことでしょうか。知能指数は、平均値や標準偏差を使った標準得点で表されます。知能指数の場合、中央値は100、標準偏差は15前後となり、IQ130以上というスコアで全人口の上位2%となります。


会員のメリットと、実は潜むデメリット

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mensaの会員になるメリットは何でしょうか。やはり同じ知能レベルの会員同士で、幅広い交流ができるということかもしれません。mensaの入会条件はIQが全人口の上位2%ということでしたが、会員の年齢層は4歳~94歳と広くなっています。会員の職業もさまざまで、刺激的な出会いが期待できそうです。

mensaは各地域にある支部のほかに、SIG(Special Interest Group)と呼ばれるテーマごとのグループが作られています。学問的なものだけでなく、ポーカーのようなゲームや、スキューバダイビングなどのスポーツ、さらにパン作りといった趣味など、楽しそうなテーマも多くなっています。

また、mensaの会員同士が結婚するというケースもあるようです。結婚相手を探す場合には、さまざまな一致点を相手に求めることがあるでしょう。性格は一致しているか、お金に対する価値観は近いかといったことが問題になります。知能指数にも同じことが言えるかもしれません。相手との知能指数に大きな差があると、会話がかみ合わないという説もあります。知能指数が近い相手を見つけられるのも、メリットのひとつと言えそうです。

ただmensaの会員になることで、ちょっとしたデメリットを感じるケースもあるようです。それはmensaの会員であることを他人に知られたとき。「知能指数が高い人」という印象が強くなり、仕事などで高い能力を期待されてしまうことがあるそうです。「知能指数が高い人」に興味を持つ人は多いでしょう。しかし知能指数はその人が持つ一面に過ぎないため、そこにだけ注目するというのもあまりよくないのかもしれません。


IQの高さをクリアした場合、入会の仕方は?

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