忙しくても続けられる家計管理の方法は?machiさんに聞く「エクセル家計簿」での家計管理の秘訣
この記事のライター:machi
家計管理、できていますか?いろいろな家計管理サービスがありますが、管理する時間がなかったり、挫折してしまったり、「どうすれば管理できるのだろう」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。今回は、自分で作ったフォーマットを使う「エクセル家計簿」で家計管理をし、ゆる節約と積立投資により結婚3年半で資産1,000万円を達成したmachiさんに、フルタイムで忙しい中でも家計管理を続けられる秘訣を伺いました。
「エクセル家計簿」で管理するmachiさん流・家計管理術
マネ活編集部:machiさんはExcelを使った「エクセル家計簿」で家計管理されているそうですね。どのようなものなのか、教えていただけますか?
machiさん:名前のとおり、Excelで作った家計簿での家計管理方法です。私がやっている「エクセル家計簿」の場合は、月ごとに予算と実際の出費をシンプルに記入する一覧表のようなものと、全項目を毎月記入して年間分を1枚でパッと見られるものですね。あとは1年間の貯金と投資額をグラフにし、一覧でわかるものとか。私は可視化できるものが好きなので、目で見て増減がわかるよう意識して、自分で使いやすいフォーマットを作って活用しています。
マネ活編集部:出費項目はどれぐらい細かく分けているのでしょうか。
machiさん:まずは家賃・水道光熱費・通信費・プール費・お小遣い・奨学金といった固定費、変動固定費。変動費は細かく分けすぎると面倒くささが勝ってしまうので、食費・外食費・日用品・子供費としています。
子供費は保育園代や習いごとなど子供に関係する出費ですね。プール費は何にでも使って良い予算で、主にまとめ買いのときに使っています。我が家は楽天市場で日用品をまとめ買いするのですが、それを月々の日用品費の予算から出すと予算オーバーになってしまうため、毎月プール費に一定額を割いていき、まとめ買いのときはそこから出すようにしているんです。
ライフスタイルの変化もあり、項目決めは試行錯誤しています。QOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)費や自己投資費を設けてみたり、家電の買い替えなどに使う予備費を設けてみたり。今は生活防衛費がある程度貯まったため、家電の買い替えは貯金から出すことに。プール費でまかなえそうな金額のときはそこから出したこともありますね。
マネ活編集部:「エクセル家計簿」にはいつどれぐらいの時間を使って記入しているんですか?
machiさん:
私が家計簿を開くのは月末に1回ですね。別に家計簿をつけるのが好きなタイプではないので、やっぱり面倒くさい気持ちがあるんですよ。そこで、私は夫と話しながら入力するようにしています。夫から「そろそろ家計簿を付けよう」と言われて、ようやっと腰を上げることもあります。所要時間は30〜45分くらい。月の家計簿がベースで、年間家計簿には金額を転記するようにしています。
月初めに項目ごとに予算を分け、月末にその予算内で収まったかクレカの明細などをチェックして記入するのが一連の流れです。食費はQRコード決済サービスに予算分をチャージし、そこから使うことで簡単に予算管理ができるようにしています。そのほかの予算は、使っているネット銀行口座に目的別に口座を分けられるサービスがあるため、それを利用して分けています。封筒別に予算を振り分けることをデジタル上でやっているイメージですね。
アプリ・手書き……試行錯誤の末、行き着いた「エクセル家計簿」
マネ活編集部:machiさんが家計簿を付け始めたのはいつから、どのようなきっかけだったのでしょうか。
machiさん:今の形での家計管理を始めたのは結婚がきっかけですが、家計簿自体は独身時代からやろうと試みていました。いろいろな家計簿アプリも試しましたし、手書きの家計簿、手帳に書くなど、本当にありとあらゆる方法に挑戦したのですが、これが続かず。その理由が、出費したら都度記録しなければならなかったからだと考え、なるべく月1回で終わらせられる「エクセル家計簿」に辿り着いたという流れです。
Excelに着目したのは、結婚を機に出費が増えた際、「これは管理しなければ」とInstagramで調べてみたときに、Excelを使っている人がいたのがきっかけでした。自分が管理できる項目数に絞って余計なものを増やさずに済むこと、デジタルなので書いたり消したりが楽なことがメリットですね。
マネ活編集部:家計簿アプリは自動化されて楽なイメージがあります。なぜ続かなかったのでしょうか。