天空の城・竹田城跡の雲海ビュースポットと撮影ポイントを徹底解説!
まるで城が雲の上に浮かんでいるかのように見えることから「天空の城」と呼ばれる兵庫県朝来市(あさごし)の竹田城跡。「日本のマチュピチュ」とも称され四季を通して美しい姿を見せてくれますが、晩秋から春にかけて現れる雲海に浮かぶ姿は、特別神秘的で幻想的。それはまさに天空の城のイメージそのものです。
残暑が落ち着き、秋を迎えるころに竹田城の雲海シーズンが始まります。雲海ビュースポットや撮影ポイントとともに、グルメスポットなど竹田城跡の楽しみ方をたっぷりお伝えします。
竹田城跡ってどんなところ?アクセスや雲海発生条件は?
提供:吉田利栄
現在の兵庫県北部、朝来市和田山町にある竹田城。豊臣期の最高技術を示す山城とされ、現存する石垣遺構では国内最大級の規模です。
室町時代の武将・山名持豊による1431年の築城に始まり、羽柴秀長ら代々の城代が改築を重ね、1600年の関ヶ原の戦い後に廃城に。城跡を目の当たりにすると、画としての美しさだけではなく、戦国時代の活気や儚さなど様々な情景を思い起こさせる不思議な場所です。
近年では2006年に「日本100名城」に、2012年には「恋人の聖地」に認定されるなど、築城から570年以上経った今も、多くの人々を魅了する場所となっています。
どうやって行く? 竹田城跡へのおすすめアクセス方法
竹田城跡の麓にはJR播但線「竹田」駅があるので電車でも行けますが、おすすめのアクセス方法は車です。新幹線で「姫路」駅まで行き周辺のレンタカーショップで借りれば、1時間ほどで播但連絡道路を通って竹田駅周辺まで行けますよ。
車をおすすめするのは、(1)電車だと乗り換えが多い(2)電車の本数が少ない(3)雲海を見るための早朝の移動がしやすい、といった理由から。
提供:あさご市ポータルサイト「あさぶら」
車の場合、和田山IC下車後「和田山IC前」信号を左折し10分ほど走ると、竹田駅周辺につきます。地図の(A)山城の郷、(B1)竹田城跡・立雲峡、(B2)竹田城下町観光、(C1)竹田まちなか観光、(D)立雲峡、 5ヶ所全ての観光駐車場が無料もしくは格安料金で利用できます。
提供:和田山町観光協会「天空の城 竹田城跡と周辺観光ガイド」
※図中にある「中腹バス停」の正式名称は「竹田城跡バス停」
竹田駅周辺から竹田城跡に登るには、いくつか方法があります。雲海が発生しやすい早朝には天空バスが運行していないので、山城の郷の駐車場まで車で行きそこから舗装された坂道を40分ほど歩いて登城しましょう。歩きやすい道のため、年配の方もウォーキング感覚で歩いているほど。
ただ、カメラや三脚の機材が重かったり、寝起きに40分の坂道が辛かったりする方は、前日までに早朝タクシーを予約しておくのがおすすめ。タクシーで竹田駅から中腹地点にあるタクシー乗降場まで行き、そこから20分ほど歩けば竹田城跡に着きます。