リタッチカラーとフルカラーの違いは? どっちを選んだ方が自分に良いのかメリットとデメリット含めて現役美容師に教えてもらいました!
カラーメニューにリタッチカラーがあることをご存じでしょうか?
フルカラーとリタッチカラーの違いや、どういうときにリタッチカラーを選ぶのか良く分からないという方もいらっしゃると思います。
そんなリタッチカラーに関する疑問を、ROCO SPEARZ(ロコスピアーズ)でスタイリストをしている北条葵香さんにお話を伺いました。
最初にリタッチカラーとフルカラーの違いをそれぞれ紹介します。
リタッチカラーとは
リタッチカラーとは、フルカラーをしてから時間が経過して、新しく生えてきた部分にカラーリングを施すことで違和感を無くす施術です。
主に白髪を染める際に使用することが多いのですが、デザインカラーと呼ばれるようなカラーリングでも使用することがあります。
例えば、ブリーチの感覚が短いときに次のブリーチまでは、根元をグラデーションにして違和感を無くすために使用することもあります。
フルカラーとは
フルカラーとは、一般的に根元から毛先まで均一に綺麗に染める施術のことをいいます。
サロンのメニューにもよりますが、デザインカラーが流行してからは1色だけではなく、2色のカラーを使用してグラデーションをしたり、スライスなどの技法を使用した束状にカラーを施すこともフルカラーといいます。
暗めのフルカラーで落ち着いた雰囲気に。
明るめフルカラーでも肌の色と合わせることでナチュラルに。
リタッチカラーとフルカラーのメリットとデメリットを教えてもらいました。
リタッチカラーのメリットとデメリットは?
リタッチカラーのメリットは、毛先にダメージを与えないことです。
デザイン面で見ても、新しく生えてきた地毛を目立たなくさせることができるのでメリットがあります。
逆にデメリットは特にありません。
頭皮へのダメージも今はゼロテクと呼ばれる、根元ギリギリから塗布しても頭皮に薬剤をつけない技術もあるのでほぼ心配はないでしょう。
フルカラーのメリットとデメリットは?
フルカラーのメリットは、綺麗な髪色を維持することができることです。
例えば赤みを消したいお客様は1度目のカラーリングよりも、2回目に同系色のカラーを施せばより赤みを目立たなくさせることができます。
こうすることで、ピンクカラーをより発色良くさせたり、同じ系統の色味を出しやすくなるという効果があります。
デメリットは毛先のダメージですが、現在ではダメージを抑えるヘアカラーが当たり前になっているので、美容師に相談しながら施術をすれば軽減することができるでしょう。