寒ブリに高志の紅ガニ!冬の富山を食す1泊2日グルメ旅(前半)<北陸を旅して応援!>
「天然のいけす」と呼ばれるほど、豊富な日本海の魚介類が集まってくる富山湾。中でも寒さの厳しい富山の冬は、紅ズワイガニとブリがおいしい季節です。紅ズワイガニが水揚げされる新湊(しんみなと)漁港、富山湾でも最高級の寒ブリを味わえる氷見(ひみ)、そして隠れたグルメスポット高岡を1泊2日で巡り、冬だからこそ楽しめる富山のグルメ旅をご紹介します。
※この記事は、2020年3月3日に公開された内容に追加情報と修正を加えて更新したものです。
東京から新幹線で約2時間30分、富山までのアクセス
富山へのアクセスは、北陸新幹線がおすすめです。東京駅から富山駅まで約2時間30分で到着します。関西方面からは特急「サンダーバード」を終点の金沢駅で降りて乗り継ぎます。
車で行く場合は、練馬ICから関越自動車道、上信越自動車道を経由して北陸自動車道富山ICまで約6時間。高速バスも運行されています。
新湊で昼セリを見学して「高志の紅ガニ」を食す
北陸・山陰地方で水揚げされるのは主にズワイガニ、ベニズワイガニです。特に富山県産のベニズワイガニは「高志の紅ガニ(こしのあかがに)」と呼ばれ、北アルプスから流れ出る良質な水とプランクトンの影響もあって、育ちがよく、栄養価も高いとされています。
甲羅幅14cm以上、重さが概ね1kg以上のものは「極上 高志の紅ガニ」のタグが付けられて販売されています。
「高志の紅ガニ」の水揚げで有名なのが、富山市に隣接する、射水市の新湊漁港です。港と漁場が近いという地の利を生かして、午後1時から昼セリが行われます。地元では「七時(などき)のセリ」と呼ばれているセリで、水揚げされたばかりの魚介類をセリにかけていきます。事前に予約をすれば、観光客も見学することができます。
昼セリを見学するには、当日の12:30までに新湊きっときと市場内のインフォメーションカウンターで受付が必要です。電話での事前予約も可能です。日曜と水曜、悪天候などで漁のできないときにはセリが行われません。見学できるかどうかは、当日の9:00以降に新湊きっときと市場に確認しましょう。
昼セリ見学(9月~5月のみ)
富山県射水市八幡町1-1100
0766-84-1233(新湊きっときと市場9:00~17:00)
12:30~(11:00~受付開始)
2023年9月2日(土)~2024年5月中旬の漁港休場日を除く日程
※漁港休場日:水・日曜日、10/2、12/30~1/3、その他
100円(大人・小人同額)
万葉線東新湊駅から徒歩約10分
新湊きっときと市場へのアクセスは、富山駅発の「富山ぶりかにバス」が便利です。富山駅前の2番乗り場から出発し、新湊きっときと市場を経由して、ひみ番屋街までのルートを走ります。10月1日~3月31日まで運行している観光路線バスです。