夏と冬でボーナスはどちらが多い?金額や支給日も解説!

この記事のライター:黒川ヤスヒト

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一般的には夏より冬のほうが多い

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企業の従業員として仕事をしていると、月給など定期的に賃金を受け取ります。ボーナスはそれとは別に受け取る賃金で、賞与と呼ぶこともあります。月給のような一般的な賃金については労働基準法に定めがあるのですが、ボーナスに関しては決まりがありません。ボーナスを支給するかどうかや、その時期、計算方法などは企業が任意に決めることができるのです。勤める企業によっては、ボーナスを受け取れないこともあります。ただ労働契約を結ぶときには、労働条件のひとつとしてボーナスについて明示する義務があります。仕事を探す際には、確認が必要でしょう。

ボーナスの支給については、企業が任意に決めることができます。しかし日本では、ボーナスは夏と冬の2回というのが一般的になっているようです。どうして夏と冬なのでしょうか。これには歴史的な由来があります。江戸時代には商人が奉公人に対して、お盆の時期には「氷代」を、年末には「餅代」を配っていました。とくにお金が必要となる時期に、生活を補助するための一時金という習わしがあったようです。今では企業業績や個人の能力に応じて水準が変動し、賃金全体で大きな割合を占めることもあります。

夏と冬で2回支給されるボーナスですが、金額については夏よりも冬のボーナスのほうが多いというのが一般的なようです。データで確認してみましょう。ボーナスの金額については、厚生労働省が公表する「毎月勤労統計調査」にデータがあります。「令和元年夏季賞与の支給状況」を見ると、全体の平均額は、38万1,520円でした。一方「令和元年年末賞与の支給状況」では、38万9,394円。企業業績の影響を受ける分もありますが、全体的には、多くの人にとってお金が必要となる年末のボーナスを重視する傾向があるのかもしれません。


ボーナスの支給額と支給日は?

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ボーナスの支給日は企業によって異なりますが、夏は6月から7月にかけて、冬は12月というケースが多いでしょう。国家公務員の場合は、人事院規則に定めがあります。夏のボーナスは6月30日、冬のボーナスは12月10日です。民間企業であれば、就業規則などに具体的なボーナスの支給時期が記載されていると思います。ボーナスによる収入がマネープランの一部になっていれば、より正確な支給日をチェックしておくことも必要となるでしょう。

ボーナスの支給額は、企業の規模や業種によって違ってきます。受け取る個人の年齢や職種によっても異なってくるでしょう。「毎月勤労統計調査」では、事業所規模ごとの平均額を比較することができます。

「令和元年年末賞与の支給状況」では、次のような支給額となっていました。

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事業所規模によって、金額に大きく開きがあるのがわかります。また金融や製造、サービスといった業種によっても違いがでます。

2020年夏のボーナス見通しについては、三菱UFJリサーチ&コンサルティングが4月に予測をしました。これによると民間企業における1人当たりの支給額平均は35万2,366円。前年比-7.6%という数字です。新型コロナウイルスの影響は、リーマンショック以来のインパクトと言われています。ボーナスの減額や、支給取りやめというケースも出てくるでしょう。家計への影響も大きくなると考えられます。利用できる支援制度を確認することが必要です。


民間企業と公務員で差はある?

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ボーナスに関する民間企業と公務員の違いは、まず呼び方です。民間企業ではボーナス・賞与と呼ばれるものが、国家公務員では「期末手当」・「勤勉手当」となります。支給日や支給額についても、民間の場合は各企業が就業規則などで定めていますが、国家公務員の場合は「人事院規則」で定められています。人事院規則は、国家公務員法などを実施するにあたって、具体的な定めを記したものです。地方公務員のボーナスについては、自治体の条例で決められています。

国家公務員のボーナスはいくらだったのでしょうか。内閣官房内閣人事局が発表した内容によると





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