ジュニアNISAのルールとは?はじめる前に知っておきたいポイント
株や投資信託の売却益や配当金・分配金が非課税になるNISA制度。 その子ども版といえるのがジュニアNISAです。日本に住む0歳~19歳の子ども向けの制度で、 年に80万円まで投資でき、その利益が非課税になります。ジュニアNISAには通常のNISAとは 違うルールがあるので、はじめる前に確認しておきましょう。
ジュニアNISAは2016年1月にはじまった「未成年者少額投資非課税制度」のことです。
・何歳まで口座開設できる?
ジュニアNISAの対象者は、口座を開設する年の1月1日現在で0歳~19歳の人です。
・取引主体者は?
口座の名義は0歳~19歳の子どもですが、実際に運用するのはその両親か祖父母になります。
・いくつ口座を持てる?
ジュニアNISA口座は1人につき1口座です。複数の金融機関で開設することはできません。
また、一般NISAや、つみたてNISAとの併用もできません。そもそも一般NISAとつみたてNISAは
20歳以上が対象なので、19歳以下の人はジュニアNISAを選ぶことになります。
・いくらまで投資できる?
ジュニアNISAの非課税投資枠は年間80万円です。他のNISAと同様、非課税枠は繰り越しできません。
購入した金融商品を売却しても、非課税枠が復活することはありません。
・非課税対象は?
非課税になる対象は株式や投資信託から得られる配当金や分配金、売却益(値上がり益)で、
通常20.315%かかる税金が0%になります。配当金と分配金を非課税にするためには、
受取方法で「株式数比例配分方式」を選択しなければなりません。
・非課税期間は?
非課税期間は一般NISAと同じく5年間です。非課税期間が終わるときにロールオーバーを選択すれば、
引き続き非課税口座で保有できます。ロールオーバーに上限はなく、時価が80万円を超えていてもOKです。
・ジュニアNISAはいつまで?
ジュニアNISAの投資可能期間は2023年までと決まっています(2020年4月現在)。
ジュニアNISAには他のNISAにはない注意点があります。