梅雨のジメジメを乗り切る節約術!お金をかけず快適に過ごす方法とは?
5月から7月にかけて、日本は広い範囲で梅雨の季節を迎えます。天気図には梅雨前線が現れ、
雨や曇りの日が続くことになります。そうなると気になるのが部屋の湿気。
気象庁のデータによると2019年の東京の平均湿度は1月に51%と年間の最低を記録し、
6月には81%、7月には89%と最も高くなりました。今年こそ梅雨を快適に過ごしたい、
と考えている方も多いでしょう。今回は梅雨の時期に試してみたい除湿方法や臭い対策、
洗濯物をできるだけ早く乾かす方法などを紹介していきたいと思います。
・まずはこまめな換気を
梅雨の季節、部屋を快適にするには湿気対策が必要です。手軽な湿気対策としてまず挙げられるのが、
換気。雨の日が多い季節は、つい窓を閉め切ったままにすることが多くなるかもしれません。
窓を開けて空気を入れると、部屋の快適さが増すでしょう。このとき気を付けたいのが、
窓やドアなどを2か所以上開けておくという点。空気の通り道を作ることで、より効率的に部屋の換気を行うことができます。
部屋以外にも台所のシンク下やクローゼット、げた箱なども換気をしておきたいところです。
・お金をかけない除湿方法
部屋の湿気を取り除きたいという場合、まず思いつくのが除湿器や除湿剤の利用。しかし電気代などを含め、
あまりお金をかけたくないというときには、別の方法もあります。身の回りを見渡すと、
除湿効果があるモノを意外と多く発見できます。たとえば重曹。湿気を吸い取るので、粉末の状態で容器に入れたり、
お皿に乗せたりしておくと除湿が可能です。塩にも同様の効果が期待できます。紙類では新聞や段ボールが、
お金をかけない除湿の手段となります。段ボールは、家具と壁の隙間に入れておくという使い方も有効です。
・お金をかけない臭い対策
湿気が多い季節には、部屋の臭いも気になります。消臭剤や除菌スプレーなどを使うことも考えられますが、
ここでも意外なモノが役立ちます。それはコーヒーの出し殻。コーヒーをドリップした後に残る出し殻は、
いつもなら捨ててしまうかもしれません。これが梅雨の季節には、除湿と消臭のアイテムとして使えるのです。
乾燥させて容器に入れておけば、臭い対策になります。出し殻が湿気を吸ってしまっても、
フライパンなどで乾煎りすれば繰り返し利用することも可能です。お金の節約になるでしょう。
・エアコンはどう使う?除湿機能の違いに注意!
エアコンには冷房機能のほか、除湿機能として「弱冷房除湿」と「再熱除湿」というものがあります。
基本的にはどの機能を使っても、空気が冷やされて結露した水分が、水になって室外に放出されるという点では同じです。
ただし冷房の場合は、室温を設定した数値まで下げることを優先しますが、「弱冷房除湿」では、
目標の数値まで湿度を下げることを優先しながら弱い冷房をつづけます。また「再熱除湿」は、
温度を下げずに湿度だけ下げる機能です。冷やした空気を再度温めます。電気代は少し高くなりますが、
体を冷やしたくない場合におすすめです。
・洗濯で極力雑菌を減らす!
室内に干した洗濯物の臭い。これも梅雨の時期には気になります。気になる臭いの原因は、洗濯物についた雑菌です。
体から落ちた皮脂や垢が衣服に付着し、雑菌が繁殖するのです。洗濯物を外に干せば、紫外線によって雑菌が減ります。
室内に干す場合は、その効果が期待できません。洗剤を、室内干し用にすることが必要です。室内干し用の洗剤には除菌成分が含まれているため、
洗濯物の雑菌を減らすことができます。また衣服を洗濯せずに放置しておくと雑菌が増えるため、こまめに洗濯をすることも有効です。