住宅ローン金利の過去20年間の推移をチェック!住宅ローンを選ぶポイントとは?

住宅ローンを利用したら、借り入れた金額に金利を上乗せして返さなければなりません。 当然低金利のほうが、総返済額が少なくなるのでお得です。低金利時代と言われて久しい昨今ですが、 いつと比べて低金利なのか、正確に答えられる人は少ないでしょう。 この記事では住宅ローン金利の推移について住宅ローンを選ぶ際に見ておきたいポイントを紹介します。

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過去20年間の住宅ローン金利の推移
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※出典:ずっと固定金利の安心【フラット35】
https://www.flat35.com/loan/atoz/06.html

1990年頃には8.0%を越えていた金利が1996年に向けて下がっていき、それ以降は大きな動きはありません。 2007年~2008年頃にいったん上がったものの、2009年以降は横ばいです。2020年6月時点の金利は年2.475%となっています。

マイナス金利と住宅ローン
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先ほどのグラフを見てみると、低金利時代と言われているわりに、あまり変わらない印象を受けるかもしれません。 2016年に日銀のマイナス金利政策が始まったことにより、住宅ローンが低金利になったと思っていた人もいるでしょう。 実際のところ、マイナス金利の対象となるのは金融機関が持っている日銀の当座預金のごく一部。住宅ローン金利には、 直接の関係はないのです。

住宅ローンの変動金利は短期プライムレートと連動しています。短期プライムレートとは、 銀行が企業に対して1年以下の短期貸付を行うときの金利。この短期プライムレートが2009年1月13日の1.475%から 動いていないため、住宅ローンの変動金利も動きがありません。

一方、住宅ローンの固定金利は「10年物国債利回り」などの長期金利に連動します。 変動金利と固定金利が違うのはこのためです。変動金利は2009年から動きがないのに対し、 固定金利は2009年以降も低下傾向にあります。

基準金利と適用金利の違い

住宅ローンには基準金利と適用金利があります。


●基準金利 金融機関が設定する、元となる金利。商品でいう定価のイメージ。店頭金利、店頭表示金利とも呼ばれる。

●適用金利 基準金利を引き下げ、実際に借り入れるときの金利。優遇金利、サービス金利とも呼ばれる。


適用金利は「給与振込に使用、基準金利からマイナス◯%」、「インターネットバンキング利用で基準金利からマイナス◯%」 など、金融機関のサービス利用状況によって内容が変わってきます。可能な限りで対象サービスを利用して、 より有利な金利を目指すとよいでしょう。


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