お金・金融がテーマの映画6選!入門編から上級編まで
経済や金融業界に興味を持ったなら、映画がおすすめ。金融に関する堅苦しい話もストーリー仕立てで楽しみながら学べます。
実話を元にした作品もあるので、現代の経済問題や金融業界のリアルを知ることができます。
この記事では、知識がなくても楽しめる入門編から、金融用語が分かる人向けの上級編まで、お金・金融がテーマの映画をご紹介します。
お金について詳しくない人も、映画を機に勉強してみてはいかがでしょうか。
はじめに、金融に関する知識がまったくなくても楽しめる、お金がテーマの作品を紹介します。
金融映画としてではなく、エンターテイメント作品としても楽しめます。
・『殿、利息でござる』
ある商人が千両もの大金を藩に貸し付け、その利子でさびれた宿場町を復活させるという、江戸時代の実話を映画化した時代劇です。
商人・穀田屋十三郎を阿部サダヲさんが演じるほか、阿部さんの相棒を演じる瑛太さん、仲間の妻夫木聡さんなど実力派のキャストがそろっています。
お金に関する実話の時代劇ですが、コメディなので金融の知識や日本史の知識がなくても楽しめるでしょう。
ただ笑えるだけではなく、村を救うために奔走する男たちの姿や人情に心を打たれる作品です。
次に、金融に詳しくない人でも楽しめる初級編の映画を紹介します。楽しみながら金融に触れることができます。
『ハゲタカ』
企業の買収を主題とした、壮絶なマネーゲームを描いてヒットしたNHKテレビドラマ『ハゲタカ』の4年後を舞台にした劇場版。
日本の大手自動車メーカーに買収を仕掛ける中国系ファンドと、日本の天才ファンドマネージャー鷲津が繰り広げる激しい買収戦争が
ドキュメンタリータッチで描かれています。
さらに、映画製作中に起こった世界規模の金融危機「リーマン・ショック」や現代日本の「派遣切り」といった
タイムリーな経済問題も盛り込まれています。金融業界のリアルな現状を知ることができるだけでなく、
身近な経済問題についても考えさせられてしまうでしょう。映像にも緊迫感があり、見ごたえのある作品です。
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
元株式ブローカーのジョーダン・ベルフォートによる回想録『ウォール街狂乱日記 「狼」と呼ばれた私のヤバすぎる人生』を
レオナルド・ディカプリオ主演で映画化した作品です。
1987年に起きた史上最大規模の株暴落、ブラックマンデーで仕事を失った新人証券マンが、わずか26歳で証券会社を立ち上げ、
年収46億円にまで登りつめるというストーリー。しかし株の取引は詐欺行為そのもの。ベルフォートは稼いだ金で豪遊するものの、
そのやりたい放題の生活も長くは続かず……。ベルフォートの破天荒な人生を描いたエンターテイメント作品で、
富と権力に溺れる怖さを教えてくれます。