テレビはもういらない?いま増えているテレビなしで快適にすごす人々の実情
いま若い世代を中心に、「テレビ離れ」 が進んでいます。
時事通信が2019年11月に公表した「テレビに関する世論調査」によると、10~20代の若い世代では
約1割がテレビを「見ていない」と回答。インターネットの動画サイトなどの台頭が原因と分析しています。
テレビのない生活とはどのようなものなのでしょうか。テレビなしですごす人たちの意見や、
テレビのメリット・デメリットについて見ていきましょう。
日本で地上波テレビ放送が始まったのは、1953年のことでした。
国産第1号のテレビが発売されたのも同じ年で、価格は17万5,000円。当時の物価を考えると、
高価なものだったことが分かります。その頃放送されていた番組には、大相撲や野球、
プロレスといったスポーツ中継が多かったそうです。その後、画面が白黒からカラーへ進化し、
衛星放送が始まり、薄型テレビが普及するというような歴史を歩んでいます。
長い間テレビは、多くの人々にとって情報を集めたりコンテンツを楽しんだりする生活の一部となっていました。
しかしここ最近では毎日の生活の中で、テレビの必要性を感じないという人も増えているようです。
ネット上では、テレビなしの生活がどのようなものかを報告するサイトを、いくつも発見できます。
目立った意見をいくつかピックアップしてみましょう。
まずテレビを見なくなると、自分が使える時間が増えたと感じることが多いようです。
増えた時間は仕事や家族のために使ったり、睡眠時間を増やしたりでき、満足度も高くなっています。
そしてもうひとつ目立ったのが、テレビを置いていた分のスペースが広く使えるようになったという感想。
部屋が広く感じられ、掃除もしやすくなるそうです。家にテレビを置かなくなるきっかけは、
引っ越しだったというエピソードも見られました。テレビがなくて困ったという人は、あまりいないようです。