世界から見た日本|外国人から見た日本人のイメージは?日本人ならではの行動とは
世界から日本へ旅行に来る、訪日外国人は増加傾向にあります。世界的な観光地でもある私たちが住む日本は、外国人からどのようなイメージを持たれているのでしょうか?
外国人が抱く日本人ならではの性格や特質を、データをもとに検証していきます。
かつて東日本大震災の混乱の中でも秩序を持ってお店の前に並ぶ姿や、2018年サッカーワールドカップの日本対ベルギー戦のあとで日本人サポーターがゴミ拾いをしている場面が世界で大きく報道され、
日本人の国民性が非常に評価されたことがありました。
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)がまとめた「クールジャパン再生産のための外国人意識調査」では、
欧州、アジア、北米の3大陸を対象に日本の印象についてアンケートを取りまとめています。
「日本人の際立った魅力は?」という質問に対する回答で、どの地域でも際立っていたのが「礼儀正しさ」と「信頼感」という結果になっている点は非常に誇らしいことです。
トイレメーカーとして有名な住宅設備機器メーカーTOTOが2015年に実施した「外国人のトイレに関するアンケート」によると、「日本の公共トイレは自国のトイレよりも清潔だと思うか?」という質問に対して、
「とても清潔・清潔」というポジティブな意見が93.6%という結果になりました。
また、訪日外国人が日本の宿泊施設に期待している点を尋ねたところ、1位は接客で57.8%でしたが、2位は56.5%でトイレでした。
また、「宿泊施設で重視する設備」という質問に対しても、1位がWi-Fiで84.4%、2位が浴室で75.3%、そして3位はトイレで74.0%という結果になっています。
コロナウイルスが拡大するまで、日本への観光客は2011年度以降増加を続け、2018年にはついに3,000万人を超えました。日本の観光名所が素晴らしい点が背景にあるのはもちろんですが、
トイレの魅力も一翼を担っているのかもしれません。
しかし、一方で日本古来の和式トイレは使い方がわからない、清潔感がないなどの意見も多く、駅や公園で和式トイレを見かけると私たち日本人が想像している以上に戸惑う外国人が多いようです。