S&P500とは?投資で知りたい注目の指数をわかりやすく解説

分散投資によってリスクを小さくする。これは資産形成を考えるうえで大切なことのひとつです。株式に投資しようとするとき、ひとつの企業に集中してしまうと、その企業の業績に資産の状況が左右されることになります。できるだけ幅広い銘柄に分散投資するのが安全な運用です。そんなときに利用できるのがS&P500などの「指数」。投資信託やETFを通して、市場全体への投資を可能にします。ここでは長期的な資産形成を始める際に知っておきたい注目の指数について、わかりやすく解説していきます。

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S&P500とは?
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S&P500(スタンダード・アンド・プアーズ500種指数)は、米国の株式市場の動きを表す「指数」です。 日本の株式市場では、TOPIX(東証株価指数)や日経平均株価などが同様の役割を果たしています。「指数」はインデックスと呼ぶこともあります。投資の方法のひとつ、「インデックス投資」に活用されるものです。株価の動きをみる場合、チャートなどでその値動きを知ることができるように、「指数」のチャートをみると、多くの銘柄を含む株式市場全体の動きを知ることができるのです。

米国株式市場の全体的な値動きを知ることができるS&P500。どういったものなのか詳しくみてみましょう。S&P500が対象としているのは、ニューヨーク証券取引所やNASDAQなどに上場している企業。そのなかでも流動性がある大型株、500銘柄が選ばれています。米国の株価指数にはダウ平均(ダウ工業株30種)もありますが、こちらは米国経済を代表する30銘柄が選ばれたもの。S&P500はダウ平均よりも、対象とする銘柄が多くなっています。

S&P500は2021年に入って、史上最高値を更新するなど好調な値動きを見せています。


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