日本の大卒の割合は?世界との比較や貧困率・幸福度との関係も検証

大学を卒業しているのかどうか、そのことで良かった事と思うことや、損をしたと感じることなどはあるでしょうか。学歴は幸福度や貧困率、親の学歴との関係がよく話題になります。また大卒かどうかは、ときとして社会を分断する問題として取り上げられることもあります。多くの人が関心を持つ重要なテーマです。ここでは大卒についての様々なデータで現状を確認し、どのような社会問題につながっているのか解説していきたいと思います。

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日本の大卒の割合
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まずは日本における大卒の割合について、様々な角度からデータを確認していきましょう。

・男女別の割合
最初に紹介するのは、男女別の割合です。2019年の大学進学率は、文部科学省が公開する「令和元年度学校基本調査」によって知ることができます。この中の「大学等進学率」をみると、全体の進学率は54.67%でした。男性は51.63%、女性は57.77%となっています。男女の比較では、女性の方が高くなっているのがわかります。

・年代別の割合
大卒の割合は、年代によってどれくらい差があるのでしょうか。平成22年に行われた国勢調査の結果で確認してみましょう。数字は、大学・大学院と短大・高専を合わせたものです。これによると20代では52.4%、30代で53.9%、40代が46.5%、50代では37.3%、60代で21.0%となっています。年代が上がるにつれて、大卒の割合は少なくなるようです。大学進学率の上昇に沿った数字と言えるでしょう。

・地域別の割合
地域別では大卒の割合はどうでしょうか。都道府県別に比較してみます。数字は高等学校・中高一貫校の所在地にもとづく2019年のものです。もっとも高かったのは京都府(65.87%)でした。2位が東京都(65.13%)、3位が兵庫県(60.90%)となっています。また、もっとも低かったのは沖縄県(40.19%)、46位が山口県(43.06%)、45位が鹿児島県(43.28%)でした。


世界の大卒の割合




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