壮大な大地を1日楽しむ! 日本最大級のカルスト台地・秋吉台と地下鍾乳洞・秋芳洞
山口県にある、日本最大級のカルスト台地「秋吉台」。カルスト台地とは石灰岩などが雨水や地下水によって浸食されてできた台地のことで、 「秋吉台」には草原の緑の上に白い石灰石が無数に転がる360度の大パノラマ、地下には国内最大級の巨大鍾乳洞「秋芳洞」が作り出す地底ワールドが広がっています。 気が遠くなるような長い年月をかけて地球の活動が作り出した自然の造形美の中を、 家族と1日アクティブにトレッキングや洞窟探検で楽しんでみませんか。
カルスト台地・秋吉台の自然豊かな景観を、トレッキングで楽しむ!
秋吉台は日本最大規模を誇るカルスト台地で、北東約16キロメートル、 北西約6キロメートル、地下に広がる部分を含めると総面積93平方キロメートルにも渡り広大な台地が広がります。 そのうち約45平方キロメートルが国定公園に、約13平方キロメートルが特別天然記念物に指定されています。
この雄大な大地の景観を作り出した石灰石は、なんと今からおよそ3億5千万年前に南方の海でサンゴ礁として誕生したもの。 約8千万年もの長い年月をかけて海底を移動しながら大陸の上に隆起し、現在のようなカルスト台地が形成されたのだとか。
山陽新幹線の停車駅でもあるJR「新山口」駅から秋吉台までのアクセスは、車では中国自動車道小郡(おごおり)ICから高速道に乗り、 美祢東(みねひがし)JCTから小郡萩道路の秋吉台ICを下りて秋吉台国定公園内にある「カルストロード」などを通ると、 約40〜50分で「秋吉台カルスト展望台」に到着します。 JR「新山口」駅から秋芳洞バスセンターまでは「防長バス」(片道・大人1,170円)も約1時間に1本運行していて約40分ほど。 秋芳洞バスセンターから秋吉台までは、「秋芳洞循環バス」に乗り換えて向かいましよう。
秋吉台の旅の情報がズラリ! 立ち寄って欲しい2つのセンター
まず訪れたいのは秋芳洞正面入り口の信号近くにある「秋吉台観光交流センター」。 秋芳洞バスセンターに併設されているため、バスで来た時には必ず立ち寄るスポットです。
ここは秋吉台エリアの総合観光案内所になっているので、 観光情報や季節ごとの最新イベント情報だけでなく、自分が知りたい情報も常駐スタッフに聞くことができます。
また、レンタサイクルもできるので、秋吉台周辺をサイクリングしながらめぐることも。 このセンターを出発して帰ってくる約2時間の「中級サイクリングコース」だと、カルスト台地を自転車で横断する気持ちの良いコースを楽しめます。