好きなことを仕事にするメリットとデメリット。転職の方法は?自分にあうスキルとは
好きなことを仕事にしたい。これは多くの人が理想とする働き方でしょう。
実際に趣味や好きなことから発展して仕事にしている人を見るとうらやましく感じることもあるかもしれません。
ネット環境が充実し、クラウドソーシングなどの業務形態が登場したことや、働き方改革が進んでいることから、今ではこれまで以上に好きなことを仕事にしやすい環境が整いつつあるといえます。
しかし、好きなことを仕事にするのは良いことばかりとは限りません。
ここでは、「好き」を仕事にすることのメリット・デメリットを紹介するとともに、実現までのステップを解説します。
好きなことを仕事にするメリットには、以下のようなものが考えられます。
●収入以外に働く意味を見いだせる
●成長が早い可能性がある
●ストレスが少ない
ひとつずつ解説していきます。
・収入以外に働く意味を見いだせる
好きなことを仕事にする1つめのメリットは、収入以外に働く意味を見いだしてやりがいのある時間を過ごせることです。
仕事の時間が1日の活動時間の大半を占め、1日を振り返ったときに、その日の記憶のほとんどが仕事、という人も多いのではないでしょうか。
そこで、本当に好きなことを仕事にできれば、1日の充実度が増すことが考えられます。
さらには人生の幸福度も増し、毎日が楽しく過ごせるようにもなり、収入以外のやりがいを見つけることで、お金以上に価値のある時間を過ごせるかもしれません。
・成長が早い可能性がある
好きなことを仕事にすると、仕事の成長が早くなる可能性も考えられます。
好きなことだからもっと知識をつけたい、スキルアップしたいなど、自然と向上心が高まり成長を早めるのです。
例えば、イラストを描くことが好きで、夢だったWebデザイナーの仕事に就けたとします。
慣れないツールを使ったり難しい作業が増えたりと、大変なことがあったとしても、本当に好きなことであれば困難な時間すらも楽しく感じるかもしれません。
もっと上手に描けるようにと、自主的にデザインを学んだり情報収集をしたり、積極的に学ぶ時間も自然と増えてデザイナーとしての成長が早くなることでしょう。
好きなことだからこそ、知識やスキルを貪欲に追い求める力が湧いてきて、結果として、仕事の成長が早まり次のステップへ進むペースも早くなると考えられます。
・ストレスが少ない
好きなことが仕事になると、仕事上のストレスも少なくなるかもしれません。
仕事は人間関係や労働環境など、なにかとストレスを抱える場面があります。
特に満足のいかない仕事に就いている場合は、気持ちの整理もうまくいかずに苦痛を感じてしまうこともあるでしょう。
しかし、好きなことが仕事になると、多少のことではくじけない気持ちの強さを持てることもあります。
人間関係や労働環境などのストレス以上に「その仕事が好き」という絶対的な気持ちの土台が作られるからです。
ここまでは好きなことを仕事にするメリットを挙げてきましたが、一方で、下記のようなデメリットも考えられます。
●挫折して途中で好きでなくなる可能性もある
●一時的に収入が下がる可能性がある
●仕事として割り切らなければならない部分がある
ひとつずつ解説していきます。
・挫折して途中で好きでなくなる可能性もある
念願が叶って好きなことを仕事にしたとしても、思っていたとおりにいかず、挫折してしまうかもしれません。
そして挫折した先には、大好きだったはずのことが嫌いになってしまうケースも考えられるでしょう。
好きなことを仕事にすると、1日のほとんどの時間を好きなことに費やすこととなります。
最初はよくても、毎日繰り返しているうちに飽きてしまったり、理想どおりに仕事が進まず諦めてしまったりと、挫折の原因はさまざまです。
好きなことを仕事にしたけれど挫折してしまう人の多くは、自己分析や業界分析が足りずにミスマッチとなってしまったというケースが考えられます。
本気で好きなことを仕事にしたいと考えるなら、本当に自分に向いているか、その業界で働き続けられるのかなどを徹底して分析するのがおすすめです。
・一時的に収入が下がる可能性がある
転職で好きなことを仕事にする場合、特に過去に実務経験がないなら一時的に収入が下がる可能性があることを覚悟しましょう。
会社は即戦力になる人材を求めていることが多いですし、独立する場合でも最初から安定して稼げることはあまりありません。
たとえ好きなことであっても、実務経験がない場合は収入が下がってしまうケースも多くあります。
好きなことを仕事にするなら、一時的に収入が下がっても生活できるように貯金をしたり、実務で即戦力になれるほどの資格やスキルを身につけたりと、事前にできる準備をしておくことがおすすめです。
・仕事として割り切らなければならない部分がある
好きなことにはとことんこだわりたいと思っても、仕事となると自分のこだわり以上に優先しなければならないことがあります。
例えば、動画編集が好きで仕事にしたとします。
これまでは自分の好きなイメージで編集ができていたのに、仕事となると自分が作りたいものではなく、クライアントが希望するものを作らなければなりません。
さらに、もっと時間をかけて細かくこだわりたいと思っても、納期は厳守しなければなりません。
このように、好きなことを仕事にしても自分の思いどおりにいかない部分は多々あります。
好きなことを仕事にするなら、すべてが思いどおりにできるわけではないことを念頭に置き、仕事として割り切ることも重要であると理解しなければなりません。
ここからは、好きなことを仕事にするためのステップを例として5つ紹介します。
1.成功者の例から情報収集をする
2. 具体的な目標を決める
3. スクールで学ぶ
4. 好きなことでお金を稼いでみる
5. 好きなことを仕事にする
詳しく解説していきます。