豆苗|節約の強い味方なのに栄養満点!おいしく育てるためのコツも
この記事のライター:Y.O
節約は大切ですが、食費を削ると健康面で心配です。そこでおすすめなのが栄養豊富で安い豆苗。豆苗は食べるだけでなく、残った根を育てて収穫することができます。美味しく育てるコツやレシピをまとめました。
二毛作は当たり前!節約の強い味方、豆苗の育て方
豆苗はマメ科エンドウ属のエンドウ豆の新芽です。中国では昔から食べられてきた豆苗ですが、日本に伝わったのは1970年代です。1990年代からは水耕栽培されるようになり、徐々に日本でも一般化してきました。
水耕栽培の野菜は1年中気候に関係なく育てることができます。そのため価格が安定していて、天候不順でほかの野菜が高騰するときにも強い味方となってくれます。スーパーなどでは、根がついた豆苗がパックに詰められて販売されていることが多いでしょう。黄色くなっているものではなく、茎が太くてみずみずしいものを選んでください。
豆苗は葉と茎を食べ終わった後に、根を水につけておくと新しい芽が生えてきます。収穫できるまでには1週間から10日かかります。キッチン菜園と聞くと、種やプランターなどが必要だと思いがちですが、豆苗であれば食べた後にそのままキッチン菜園を始めることができるのです。少しずつ伸びていく豆苗は見ていても可愛らしく、キッチンのいろどりにもなるでしょう。子どもの手軽な食育にもピッタリです。
おいしい豆苗を育てるには
豆苗はできるだけたくさん、そしておいしく育てましょう。それにはコツがあります。まず豆苗をカットするときに根元をよくチェックしてみてください。よく見ると豆苗には脇芽が生えています。脇芽はこれから成長していく部分。根元ギリギリでカットしてしまうと、せっかく成長しようとしている脇芽を切り落としてしまうことになります。カットするときには成長している脇芽を残すようにしてください。
豆苗は上手に育てれば2回は収穫することができます。3回目になると、脇芽がなくなり上手に育てるのは難しいようです。とくに夏場はカビが出たり、腐ったりというトラブルが起きがちです。できるだけ1日2回以上水を換えて衛生的に保ちましょう。また、肥料を与えると藻などが発生してしまうことがありますので、栽培は水だけでおこないましょう。
夏場以外でも豆苗の水は1日に1回は替えてください。水は根だけが浸る程度の水位が目安です。水は足すのではなく、完全に入れ替えます。毎日手入れして清潔な状態を保つようにしてください。
おいしく豆苗を育てるには、育てる場所も大切です。植物は日光が当たりやすい屋外の方が育てやすいかと思いきや、一方で天気に左右されやすくなり、茎が硬くなってしまうことがあります。反対に陽が当たらない環境も葉が小さくなる原因です。豆苗を育てるのであれば、軽く陽が当たるような窓のある室内がベストでしょう。季節によっても違うので成長の具合を見て場所を変えましょう。