日本人の平均身長/平均体重はどのくらい?大人から子供・赤ちゃんまで
この記事のライター:Y.O
自分の身長が平均と比べてどの程度大きいのか小さいのか、考えたことはあるでしょうか。なんとなくイメージはあっても、なかなか平均身長を正確に答えられる人は少ないでしょう。平均身長と平均体重から見えてくる日本人女性を取り巻く問題について、また小学生の平均体重から子供の肥満についてもまとめました。
日本人の平均身長
総務省は日本人の男性、女性の年齢別平均身長を公表しています。まずは女性の平均身長から見ていきましょう。
日本人女性の平均身長
次に男性の平均身長を紹介します。
日本人男性の平均身長
参照元:国民健康・栄養調査14 身長・体重の平均値及び標準偏差 | 統計表・グラフ表示 | 政府統計の総合窓口(2022/7/11参照)
このように、赤ちゃんや子供の間は男女の身長差はあまりなく、女性の方が高い時期があることがわかります。男女の身長差が大きくなるのは14歳前後。このころから男性の身長が大きく伸びはじめる傾向が見えます。また男女とも身長は20歳前後で横ばいとなっています。
人生で身長が大きく伸びるタイミングは2回といわれています。1度目は生まれた直後。そして生まれてからおよそ10年後にやってくる成長期です。女性は11歳前後、男性は13歳前後に成長期が来て、1年間で10cm以上伸びる子供もいます。成長期は数年間続いて、将来の身長が決定されます。
伸び盛りの時期に大切なのは、たんぱく質が豊富なバランスよい食事といわれています。骨というとカルシウムのイメージがあるかもしれませんが、カルシウムは骨を強くするもの。骨を伸ばすためにはたんぱく質の役割が不可欠です。
また成長ホルモンの分泌を促すために必要なのは毎日8時間程度の睡眠です。この時期の子供たちはダイエットに関心を持ち始めたり、塾やスポーツに打ち込んだりと生活が乱れがち。将来の身長を左右するこの時期の子供には成長できる環境を整えてあげましょう。
日本人の平均体重
次に体重の変化を見てみましょう。初めに女性の平均体重を紹介します。
日本人女性の平均体重
男性の平均体重は以下の通りです。
日本人男性の平均体重
参照元:国民健康・栄養調査14 身長・体重の平均値及び標準偏差 | 統計表・グラフ表示 | 政府統計の総合窓口(2022/7/11参照)
平均身長よりも平均体重の方が気になるという方は多いのではないでしょうか。
平均体重よりも肥満度を表す指標として適当なのはBMI(Body Mass
Index)でしょう。BMIは国際的に用いられている体格指数で、[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]で求められます。日本では22前後が統計的に病気になりにくい適正体重といわれています。上記のデータをもとに20歳女性の平均体重と平均身長から計算すると、BMIは20.57でした。この年齢では適正体重よりも痩せている女性が多いことが推測されます。
一般的にBMIは18.5未満で低体重(痩せ)、25以上で肥満と判断されます。ただし、BMIはあくまで身長と体重で計算した数値。同じ体重であっても筋肉量や内臓脂肪は考慮されていません。
昨今は筋トレブームもあり、筋肉をつけたメリハリがある体が健康的で美しいという考えもあり、健康面ではよい傾向といえるでしょう。