節約はお金を「使わない」ではなく「いい使い方」を。1,000万円貯めた元浪費家主婦くぅちゃんに聞く、家計の見直し術

この記事のライター:くぅちゃん

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「毎月あるだけのお金をすべて使ってしまい、貯蓄ができない…。こんな生活から何とかして脱却したい!」。そんな方に心強い発信を続けているのが、浪費家だった時代を経て1,000万円の貯金を実現させたくぅちゃんです。主婦目線から、実体験も交えた情報をSNSで発信しているくぅちゃんに、家計管理や資産形成のコツについてお話を伺いました。


SNSを活用してお金・節約にまつわる情報を発信

マネ活編集部: 今回は、家計の見直しや資産形成のコツについて、6年間で1,000万円の貯金を実現させたくぅちゃんにお話をお聞きしたいと思います。まずは現在のくぅちゃんの活動内容についてお聞かせいただけますか?

くぅちゃん: 時短節約術や家計の整え方など、自分がやってみて良かったこと、やりたいことをSNSで発信しています。2022年1月にファイナンシャルプランナー(FP)の資格試験を受けて合格してから、依頼を受けてInstagramでお金にまつわるライブをしたり、家計簿の書き方講座を開いたりと、お金にまつわる仕事の幅が広がりました。コロナの状況を見ながら、全国各地でセミナーも開催しています。各地のフォロワーさんに実際にお会いできるのが楽しいです。


マネ活編集部:FPの資格を取ったのはなぜですか?


くぅちゃん:1,000万円貯金するという目標を達成し、2021年に著書を出版した頃くらいから、自分で働いて稼ぐだけでは作れる資産に限界があると気づいたんです。やっぱりお金にもう少し詳しくなり、上手く資産を運用していく必要があるなと思ったんですよね。あと、1,000万円を貯めた先の話を発信していくにあたって、何かしらの資格があった方が説得力も増すだろうと考え、FPの資格勉強を始めました。

マネ活編集部:くぅちゃんは二児の母という立場でもいらっしゃいますが、時間のやりくりは大変ではなかったですか?

くぅちゃん:上の子が中学生になってから、自分の時間を取られることは減りました。親離れが進む分、心配事は増えますし、お金もかかるようになってはくるんですけどね。子供の成長を受け、子供と私の人生を切り離して考えるようにして、私は私がなりたいもの、やりたいことに目を向けるよう意識しています。資格勉強中も「自分が」の主語を忘れずに、子供を勉強できない言い訳にしないようにしてきました。

マネ活編集部:自身がお金について学ぶことで、お子さんへのお金の教育にも変化がありましたか?

くぅちゃん:ありましたね。以前までの私だったら、子供のお小遣いの使い方にいちいち口出ししていただろうなと思うのですが、ある程度は自分で学ぶべきだと考え、今は与えられるお小遣いの範囲内でやれているのであればあえて口を挟まないようにしています。今後キャッシュレスが進んでいくなかで、現金で払ってお釣りをもらう感覚を味わえるのは今しかないことだと思っているので、なるべく現金でお小遣いを渡し、本人に管理させるようにしていますね。

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「あるだけ使っていた」浪費家が節約に目覚めたのはライフステージの変化

マネ活編集部: くぅちゃんは元浪費家だったと伺っています。当時のお金の使い方はどのような感じだったのでしょうか。

くぅちゃん: 今、小5になる2人目の子供が産まれたことがきっかけでした。1人目を出産したときには、もともともらっていた給与が多かったため、それなりの育休手当をいただけたのと、夜勤も続けられていたので、そこまで困らなかったんです。

でも、2人目の出産前後に小さな病院に転職したため、給与が減った分、育休手当が少なくなってしまって。夜勤もできなくなったので、入ってくるお金が減ってしまったんですね。

我が家は共働きで、結婚時から別財布でやってきました。夫から「くぅちゃんは食費、日用品など流動費に関する部分と、貯金を担当してね。貯金は月10万円してね」と言われてやってきたんですが、1人目の産休に入った頃から、だんだんとそれが守れなくなっていったんです。収入が減って支出が変わらなかったため、2人目を産んだ頃には貯金をするどころか、預金口座からお金が減っていく状況に陥っていました。

減らせるものを減らしたあとは、+αのために「ポイ活」を開始

マネ活編集部: 節約をしようと思い立ったあと、何から始めたのでしょうか。

くぅちゃん: 節約をしようと思い立つ前に子育てをテーマにブログを書いていたので、「節約もブログのコンテンツにしていこう」と心のどこかで思っていました。ネタにした方が上手く続けられるんじゃないかと何となく思っていたんでしょうね。ですから、節約を始めるにあたり、まずはブログで決意表明をしました。

節約行動で1番最初にしたのは、支出の把握です。自分が何にいくら使っているのかを把握しなければ減らすべきところもわからないので、1カ月で使っているお金をとにかく書き出しました。銀行口座もすべて記帳し、知らないで引き落とされているものをチェックし、いらないものを解約。使っていないクレジットカードの年会費が1,000円取られていたとか、スマートフォンを変えたときに登録したまま使っていないサブスクサービスが月300円かかっていたとか、意外といろいろなもので引き落とされているんですよね。それらを1つずつ削っていきました。

生活費も見直しましたが、食費の節約に関しては失敗もしています。「お金を使いたくないな」という思考になると、すべてがもったいなく感じてしまって、削りすぎてしまったんですよね。




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