病院の医療費はクレジットカードでの支払いが可能か|ポイント還元はされるのか

この記事のライター:鈴村ひろみ

bijin1

「急遽病院へ行ったものの、現金を持ち合わせていない」このような緊急の状況では、病院でクレジットカードが使えるかどうか不安に思う人も多いのではないでしょうか。病院によってカード払いができるところとできないところがあるため、確認が必要です。ここでは、病院でカード払いをすることのメリットや注意点、そのほかの支払い方法について解説します。


医療費をカード払いにできるのか

bijin2

医療費のカード払いが可能かどうかは、病院によって異なります。厚生労働省が2019年に行った、病院におけるカード払いの導入状況の調査では、49.0%の病院が「導入している」、50.1%が「導入していない」という結果になりました。2019年時点の情報ではありますが、導入している医療機関が増加していることを踏まえても、約半数の病院ではクレジットカードが利用できないことがわかります。

病院での導入が遅れている理由としては、カード払いを行うための機器導入コストや決済手数料などがあげられるでしょう。地方の小規模病院などで対応が進んでいないものと推測できます。

一方で、国立や県立の総合病院といった比較的規模の大きい病院であれば、ほとんどの病院でカード払いができます。利用者の要請を受けて、総務省が医療機関にカード払いの導入を呼びかけていることもあり、カード払いできる病院が増加傾向にあるようです。今後は現金を持たなくても多くの病院で受診できるようになっていくでしょう。


医療費をクレジットカードで支払うメリット

bijin2

医療費をクレジットカードで支払うことには、以下のようなメリットがあります。

● 緊急時でも現金の有無を気にせず利用できる
● 医療費が高額になっても分割払いや据え置き払いができる
● 現金の受け渡しが不要なので衛生的
● カード利用のポイント還元を受けられる

病院でカード払いをすることのメリットは非常に大きいので、しっかり確認しておきましょう。


緊急時でも現金の有無を気にせず利用できる

財布の心配をせずに病院を利用できるのは、カード払いの非常に大きなメリットです。特に一刻を争うような緊急時には、ATMへ行く余裕もない状況であると予想できます。夜間はATMが使えない銀行もあるため、深夜に病院へ行く場合は注意が必要です。

急病で病院へ行かなければならないときに、もし現金の持ちあわせがなければ、ATMへ先に立ち寄ってから現金を引き出しに行くなどしなければなりません。しかし、カード払いに対応している病院なら、緊急時でも現金が足りているかを気にする必要もありません。いち早く病院へ行くことができるでしょう。
緊急時に支払いの心配をせずに済むことは、非常に大きいメリットといえます。


医療費が高額になっても分割払いや据え置き払いができる

カード払いなら分割払いや据え置き払い(スキップ払い)ができる場合があるため、高額な医療費でも後日に対応できる点も魅力です。

医療費の内訳は、そのときの患者の状態によって異なります。「念のためにMRIもとっておこう」というように、その場で思わぬ検査が追加されることもあります。そのため、予想を超える金額になってしまい、ATM等で現金を引き出さなければならないような場面もあるかもしれません。

クレジットカードなら、代金を数回に分けて支払える分割払いや、支払いを先延ばしにできる据え置き払いが利用できる場合があるので、一括では支払えないような高額な医療費の支払い時にも安心です。


カード利用のポイント還元を受けられる

医療費をクレジットカードで支払うと、カード利用分のポイント還元が受けられます。医療費の支払いにポイントが付くわけではなく、あくまでもカード払いを利用したことによるポイント還元なので、受けられるポイント還元率は利用するクレジットカードによって異なります。

例えば、楽天カードなら100円ごとに1ポイント(※)が還元されるため、高額になりがちな医療費を楽天カードで支払うだけでも多くの楽天ポイントがもらえるでしょう。医療費の支払いには、 できるだけ高い還元率のカードを選ぶ のがおすすめです。

※一部ポイント還元の対象外、もしくは、還元率が異なる場合がございます。




※デイリースタンプGETのボタンはデイリースタンプラリー用のボタンです。1日1回押すことができます。(記事は問いません。)