理想の髪質が手に入る!? 美髪に導くノンダメージサロン®の美容師に聞きました!【縮毛矯正】
髪の毛を艶やかなストレートヘアにする施術といえば縮毛矯正を思い浮かべる方が多いと思います。今回は、縮毛矯正とは異なる施術で髪質を整えるという、ノンダメージサロン®協会認定のストレートトリートメントメニューをご紹介します。
どのような施術なのでしょうか。
ノンダメージサロン®正規認定店の「髪質整形®VARIEホテル日航札幌店」で、スタイリストをしている井塚愛さんにお話を伺いました。
※「ノンダメージサロン®」「髪質整形®」は商標登録された名称であり、効果を示すものではありません。
いびつな形になってしまっているキューティクルを正常な状態に近づけて、艶感のある美しい髪の毛にする施術です。
髪の毛は大きくわけて3層構造。外側から「キューティクル」「コルテックス」「メデュラ」でできています。
・キューティクル: 髪の毛の表面にあるうろこ状の組織で、髪の毛の内部を守ってくれる役割がある
・コルテックス: 髪の毛の約90%を占めている組織。タンパク質や脂質、水分などが含まれている
・メデュラ: 髪の毛の中心にある組織で、タンパク質で形成されている組織
キューティクルが開いてしまうと、髪の毛の主成分が含まれているコルテックスの栄養が外に逃げてしまい髪の毛のダメージに繋がります。
くせ毛は、このキューティクルが開いている箇所と閉まっている箇所があり、いびつな形になってしまっているため起きてしまいます。
前処理として髪の毛の内部に浸透するトリートメント美容水(結合水)を使用。このトリートメント美容水を使用することで、コルテックスに水分を浸透させて髪の毛に潤いを持たせることが可能になります。しっかりと水分を浸透させてから、アイロンを使用して髪の毛に艶と潤いを与えるのがノンダメージサロン®のストレートトリートメントメニューの特徴です。
特徴1 手触り感
施術を受けることで、髪の毛の内部に水分が入っている状態になります。
そのため、手触りが柔らかくなり、艶感のある仕上がりになります。
特徴2 他メニューと同時施術
カラーリングの同時施術も可能ですが、髪の毛にダメージを与えてしまうブリーチはおすすめはしません。しかし、すでにブリーチをしている方がノンダメージサロン®のストレートトリートメントを受けるのは問題ありません。
また、パーマに関してはこの施術と同時に行なってしまうと、カールの仕上がりがパーマ単体で施術するよりも劣ってしまうため避けた方が良いでしょう。
特徴3 施術後の扱い方
縮毛矯正の場合は、施術後に髪の毛を縛ったりお風呂に入るのを避けた方が良いと言われる場合もあるでしょうが、ノンダメージサロン®のストレートトリートメントの場合はそのようなことはありません。
自宅でアイロンを使用したスタイリングも大丈夫です。
※得られる効果は個人差があります。
通常の縮毛矯正の場合は、薬剤の力で髪の毛を膨らませて、アイロンで潰すようしして髪の毛をストレートにします。そのため、髪の毛にかかる負担は少なくはありませんでした。
しかし、ノンダメージサロン®のストレートトリートメントでは、前処理として髪の毛に水分を浸透させるトリートメント美容水を使用します。また、使用する薬剤も髪の毛を膨張させずに、髪の毛にダメージが少ないものを使用することで、髪の毛に負担を与えない施術を実現しているのです。
通常の縮毛矯正と大きく違う点は、前処理としてトリートメント美容水を浸透させるのと、髪の毛の内部に残っている水分を水抜きする工程があることです。
水抜きをすることで髪の毛のねじれを防いで、髪の毛を綺麗なストレートヘアにしてくれます。
<施術工程>
1: marbb(マーブ)というトリートメント美容水を浸透させる
2: カット台に移動し、ボール水(浸透水)を髪の毛の内部に浸透させる
3: 内部の水分量を上げるダブルエフェクトを塗布する
4: 髪の毛のねじれやキューティクルを補正する
5: 髪の毛の水分量を上げる水素の粉が入った薬剤をつける。この薬剤を使用することで手触りが変わる
6: 薬剤を塗布した後放置する
7: 薬剤を洗い流したらドライヤーで髪の毛を乾かす
8: アイロンワークを行い髪の毛をストレートヘアにする
9: 真っ直ぐになった髪の毛を維持させる薬剤をつけて放置し、洗い流したら施術完了
アイロンワークだけではなく、髪の毛に潤いを与える工程が多くあります。
先ほどお伝えしたように施術には工程が多くあるため、施術時間は平均2時間程度で、ロングヘアだと2時間半くらいの時間がかかります。
料金はオーソドックスなメニューで2万円超ですが、前処理で水素やトリートメントを使用するオプションを選ぶとその分変動します。
<施術時間と料金>
・施術時間: 平均2時間~2時間半
・料金: 2万円~