「個人を尊重するために多様性を受け入れて配慮する」EARTHによるLGBTQ+の取り組み

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2021年に美容サロン大手の『HAIR & MAKE EARTH』(以下、EARTH) が、LGBTQ+フレンドリーの取り組みを開始しました。
ジェンダーに配慮した取り組みを行うきっかけやサロン内周知の方法、実際の取り組みについてEARTH本部とEARTH 表参道店のスタイリスト三木瞳さんにお話を伺いました。



スタッフだけではなく、お客さまの個性も伸ばしたい(EARTH本部)

-LGBTQ+フレンドリーの取り組みを行うきっかけを教えて下さい。

2020年に、代理店からLGBTQ+フレンドリーサロンの取り組みをしているプロジェクトへのお声掛けをしていただいたのがきっかけです。

当時はジェンダーの問題が話題になっていることは知っていましたが、会社としてなかなか取り組むことができませんでした。
しかし、プロジェクトのお誘いがきっかけで、我々の持つ理念『統一を目指さず、個性を伸ばす』がスタッフだけではなく、お客さまにも通じると考えるようになりました。

そして2021年にプロジェクトがスタートし、その際に正式に参画することになったのです。

-プロジェクト参画にあたり、最初に取り組んだことは何でしたか?

スタッフにLGBTQ+フレンドリーの考えを浸透させることから始めました。

しかし、我々の会社には約3,000人ものスタッフが在籍しています。
その一人ひとりに説明するのは困難なので、まずは100名程のグループオーナーに説明しました。そしてグループオーナーから各スタッフに伝えてもらうという流れで情報を伝えていきました。
プロジェクト参画にあたってLGBTQ+フレンドリーになるためのマニュアルが配布されたため、それを活用すればグループオーナーから誤った情報を各スタッフに伝えるという心配はありませんでした。

また、お客さまへのサロンの取り組みを知っていただくために、EARTHのYouTubeチャンネルでLGBTQ+についての取り組みを解説したり、セット面に置かれているタブレットで取り組みについてのコンテンツを流しています。(セット面での放映は不定期)

・HAIR & MAKE EARTH YouTube:
https://www.youtube.com/watch?v=yNR-mOI-tmE


-取り組みについてスタッフからの反応はありましたか?

LGBTQ+の方々に対して、ちゃんと配慮をしたほうが良いという意見が多かったです。

まだ、全てのスタッフに対してLGBTQ+フレンドリーの考えが浸透できているとは言い切れません。
しかし、今後は全スタッフに考えが浸透してしっかりと向き合うことで、ご来店してくださった全てのお客さまにとってEARTHが居心地の良い空間になっていくと考えています。

-ジェンダー問題に対して実際に取り組まれていることはありますか?







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