【Question】起業時の資金調達方法について

この記事のライター:風呂内亜矢

大学3年生です。大学卒業後は定額制カフェの起業を考えています。
アルバイトで貯めた100万円を使って開業に必要な設備や内装、材料の調達などに活かすつもりですが、100万円では資金が足りない場合の資金調達方法について、銀行ローンや助成金、クラウドファンディングなど、どのような選択肢があるのか、どの選択肢が現実的かを教えてください。


ぽんちゃんさん <質問者>

年齢 20代
職業 学生
世帯年収 400万円未満

ポイント!

借りるお金かそうでないのかをシビアにチェック

「小さく始めて大きく育てる」なら取り組みやすそう


個人が事業資金を調達するにあたっては、後々返さなければいけないお金か、そうでないお金かという部分が、以降の事業継続にも大きな影響を与えます。事業を軌道に乗せられるかわからないうちは、返さなければいけないお金(借り入れ)を極力少なくできると手堅いでしょう。

その観点で考えると、寄付型のクラウドファンディング、自治体の起業・創業助成などから検討されるのが現実的だと考えられます。
寄付型のクラウドファンディングにおいては共感されるストーリーや事業の特徴があるかや、寄付型とはいえ成立した時に何らかのお返しを特典として準備するかしないか、認知が広まるかなどで資金を集められるかどうかが決まります。
集めた資金の一定割合分、手数料を支払うことを把握しておくことや、目標金額に達成しない場合は返金することになるサイトや設定もあるため、ぽんちゃんさんの意向にあったサイトを選ぶことで、試みること自身にはさほどハードルは高くないでしょう。

次に検討したいのが、自治体の起業・創業助成です。
店舗の家賃の一部や、内装や設備などかかった費用の1/3など、一定割合を助成してくれるケースがあるため、起業を予定されている自治体でそうした取り組みがないか、確認してみましょう。東京から地方自治体に移住して起業する場合などにも手厚い助成があるケースがあります。
自治体の起業・創業へのサポートは金銭だけでなく、助言を求められるケースもあります。




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