夏のレジャー旅行におすすめ!「加賀の國」6つの温泉地の魅力
「加賀の國」ってどんなところ?
東京から北陸新幹線で約3時間、石川県加賀エリアは古くから湯治文化が栄えており、山中・山代・片山津・粟津・辰口・白山(はくさん)の6つの温泉地が点在しています。
北前船の時代には、船乗り衆が1年の苦労を癒やすために訪れ、全国の物資と文化を運んできたという歴史もあります。
金沢から車で約1時間というアクセスの良さでありながら、自然豊かな温泉地で夏に訪れたいアクティビティや体験スポット、夏休みのご旅行にぴったりの観光地も豊富。
今回は各温泉地の特徴やおすすめの観光スポット、グルメ、この夏参加したいお祭り情報をご紹介します。
山中温泉
約1300年前、奈良時代の高僧・行基が発見したとされる山中温泉。鎌倉時代に能登の地頭・長谷部信連が温泉地を再興し、12の湯宿を開いたことがはじまりだと言われています。
江戸時代には、奥の細道の途中にこの地に訪れた松尾芭蕉が、山中の湯を有馬・草津と並ぶ「扶桑の三名湯」と称賛。「山中や 菊は手折らじ
湯の匂ひ」と詠んだ句が残されています。泉質は、神経痛や筋肉痛に効能のあるカルシウム・ナトリウム硫酸塩泉。肌にやさしいまろやかな無色透明の湯に癒やされます。
温泉はもちろん、美しい渓谷美も山中温泉の魅力のひとつ。「こおろぎ橋」「あやとりはし」「黒谷橋」の3つの橋がかかる鶴仙渓(かくせんけい)遊歩道をのんびり散策しながら、四季折々の自然風景を楽しんでは。
山中温泉のおすすめ夏祭り
座 縁日
昼でも夜でもお祭り気分を楽しめる「座
縁日」。昨年初めて開催し、好評だったことから2度目の開催が決まりました。今年のテーマは「ゾンビ」。どこか怖い雰囲気が漂う会場では、ダンスや和太鼓、獅子舞など日替わりのパフォーマンスを楽しめるほか、ゾンビウォークきもだめし、ゾンビ花生けショー、怪談会などのイベントも用意されています。
また、期間中には県内で人気のキッチンカーが集結。おいしいフードやドリンクを食べながら山中の夏まつりを満喫しませんか。
2023年8月10日(木)~16日(水)正午~21:30
石川県加賀市山中温泉薬師町ム1番地 山中座前広場
【電車】JR「加賀温泉」駅より車で約20分
【車】北陸自動車道「加賀IC」「小松IC」より約25分
山中温泉のおすすめ観光
山中座
山中温泉街の中心地に位置する「山中座」。山中漆器の伝統技法である蒔絵の研ぎ出しで仕上げたロビー天井をはじめ、漆塗りの柱や格子戸風の壁面など、のべ1,500人もの山中漆器職人によって造られた伝統美を感じる格調高い内装に圧倒されます。
約180人を収容できる山中座ホールでは、毎週土日祝に熟練の芸妓たちによる「山中節四季の舞」を上演。日本三大民謡のひとつに数えられる山中節を間近に体験できます。伝統芸能を堪能した後は、併設する山中温泉の総湯「菊の湯」でゆったりと温泉を楽しみましょう。
8:30〜22:00
※第2・4水曜日 8:30〜17:30、※冬期(12月1日~3月31日) 8:30〜20:00
【山中節 四季の舞】土日祝 15:30〜16:10
年中無休
【山中節 四季の舞】中学生以上700円、3歳〜小学生350円、3歳未満無料
※四季の舞鑑賞券+菊の湯入浴券:大人1,000円
石川県加賀市山中温泉薬師町ム1番地
【電車】JR「加賀温泉」駅より車で約20分
【車】北陸自動車道「加賀IC」「小松IC」より約25分
鶴仙渓