読書を生活に活かすのは、攻略本を読んでゲームクリアするのと同じこと。らこさんに聞く、投資初心者が実践に繋げられるおすすめ書籍4選

この記事のライター:らこ

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新生活が始まって早数カ月。新しい生活に慣れてきたこのタイミングが、いつか始めようと思っていたことに取り掛かるチャンスです。今回は、読書が好きになり、本をもっと読みたくなるメディア「ラコブックス」を運営し、Twitterでも良書を紹介する活動をしているらこさんに、資産運用や投資を始めたい初心者におすすめの書籍をご紹介いただきます。


本業の傍ら、20代後半~30代前半をメインにおすすめ書籍&読書を活かした実践ノウハウを発信

マネ活編集部:まず、らこさんのご活動内容からお聞かせください。

らこさん:事業会社のマーケターとして働きながら、読書を軸にTwitterやブログで発信しています。本の紹介だけではなく、読書を活かした実践ノウハウも発信しているのが特徴です。いつか自分がセレクトした本を並べた書店をつくるのが夢で、ブログ名「ラコブックス」はその夢を込めて名付けました。

マネ活編集部:どのような方に向けて発信されているのでしょうか。

らこさん:20代後半〜30代前半ですね。私自身が20代後半のころ、もがきながら本を読んで乗り越えてきた経験をしているんです。当時の自分を思い浮かべながら、同じような20代後半〜30代前半の方が何か変われる本に出会えたらいいなと思い、発信しています。


らこさん流・日々の生活に活かせる読書術

マネ活編集部:おすすめ本をご紹介いただく前に、らこさんがどのように読書を日々の生活に活かされているのかをお聞きしたいです。まずは本の選び方から教えていただけますか?

らこさん:私の読書スタイルは目的ありきですね。投資やお金関係の本を読む場合は、「知識を身につけたい」「投資できるレベルになりたい」など、目的を持つよう意識しています。心構えがないと、読んだところで内容が響いてこないんですよ。

ただ、目的ありきのみだと読書が義務的なものになってつまらなくなってしまうため、好奇心も大事にしています。「株の仕組みを知りたい」など、 「知りたい」欲求に素直になることで楽しく読めますよ

私は知らない領域の本を読むときは、まとめて何冊も読むようにしています。同じ領域の本をいくつも読むことで、「同じことを述べているけれど、この本の書き方のほうがわかりやすいな」と違いが見えてくるんです。その繰り返しで、本を選ぶ目が養われていくと思います。

マネ活編集部:どのくらいの冊数を読めばいいでしょうか。

らこさん:私は過去に不動産投資の本を100冊読みましたが、そのジャンルの基本となる本を5〜10冊くらいは読めると良いのかなと思います。

レビューや目次も見てみることをおすすめします。目次は内容のフックとなるものを並べたもので、目次が問いで本文が答えなんですよね。目次を見て「ここにはどういう内容が書かれているんだろう」と気になるものは、その人にとって良い本なんじゃないかなと思います。目次を見るだけで魅力的だと思う本は買って良い本だといえるでしょう

また、自分なりに目次の問いに対して答えを仮説として立ててみて、本文を読んで答え合わせをするのも楽しいですよ。

マネ活編集部:読むだけで終わらせず、生活に活かすにはどうしたら良いでしょうか。

らこさん:読書ノートを付け、自分の読んだものを集約化することをおすすめします。私は「投資」「不動産投資」「マーケティングなど本業に活かせるもの」と、テーマごとに1冊ずつノートを用意していたこともあります。

書き方としては、自分が読んで響いたポイントをざっと書き出すのがファーストステップです。それだけでも血肉になりやすいと思います。

同じジャンルの本を読むたびにポイントの書き出しを行い、読んだ数が増えてきたら、マッピングしたりグルーピングしたりしてみましょう。例えば、「なぜインデックス投資がいいのか」について響いたポイントをまとめたり、「そもそもなぜ投資が必要なのか」をまとめたりといった具合です。

読書ノートを書くのが手間だと感じられるのであれば、その本を読んで響いたポイントを発信するのもおすすめです。私自身も、ブログのように記事をアップできる「note」に1日1冊書評を続けてみようと1年ほど発信していたことがあります。

本をおすすめするのも良い経験でしたね。その本がどういう内容なのかきちんと理解できていないとレコメンドできないんですよ。私は有志で読書会みたいなものを開催していた時期があり、そこで月に1度、本を1冊持ち寄ってシェアしていました。投資やお金に関する本をいきなり知人に紹介するのはハードルが高いと感じる人もいるでしょうから、そうした場合は何かしらのコミュニティでシェアする場を設けるのも良いかもしれません。

読書を生活に活かすことって、実はそんなにハードルの高いものではないんですよね。私は小学生時代に野球チームに入っていまして、イチロー選手のようにヒットを打ちたくて野球の本を買って流し打ちの練習をし、打てたという経験があります。ゲームの攻略本を読んでクリアするのも本を読んで実践できた例のひとつです。料理本を読んでレシピに挑戦する経験のある人だっているでしょう。

このように、趣味でも仕事でも日常生活でも、読んですぐに実践できる小さなことで成功体験を積むことが、生活に活かせる読書に繋がるのではないかと思います。ジャンルが投資やお金になったところで、根っこは同じ。特殊なことだと思ってハードルを上げないことが読書を続けられるコツかもしれません。


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らこさんおすすめ!投資初心者に読んでほしい4冊




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