髪の毛がベタベタする…! ベタつく原因やサラサラヘアにするヘアケアの方法を美容師さんに取材しました!
暑くなってくると髪の毛のベタつきが気になりますよね。 髪の毛がベタつく原因や、改善するためのヘアケア方法を現役の美容師さんに聞いてきました!
今回教えてくれたのは、銀座にある美容院【HAIR DERA'S 銀座中央通り店】のトップスタイリスト、KAMIYAMAさんです。
今年の夏は、ベタつき知らずのサラサラヘアで過ごしちゃいましょう♪
- 髪の毛がベタつくのってどういう状態ですか?
髪の毛を触ってベタついている状態は、髪の毛に油分が残っている状態のことをいいます。例えば、スタイリング剤をつけていないのに、束間を作れてしまったらベタついているといえます。
- どうして髪の毛がベタついてしまうのでしょうか?
髪の毛のベタつきの原因は、皮脂の汚れがほとんどです。
皮脂が毛穴に詰まってしまって、髪の毛がベタついてくると雑菌が繁殖しやすくなり、頭髪の匂いがきつくなってしまいます。
- 毛穴が詰まっていると、髪の毛が細くなると聞いたことがあるのですが、これって本当なんでしょうか?
本当のことです。
毛穴が詰まってしまうと、頭皮の血行が悪くなってしまいます。
血行が悪くなると、髪の毛へ栄養を行き渡らせることができなくなるので、髪の毛が細くなっていき、ハリコシもなくなってしまうんですよ。
- 髪の毛がベタついてしまう原因を教えてください。
原因は「シャンプーの選び方」と「頭の洗い方」、「汗のつまり」の三点が考えられます。
- ではシャンプーの選び方から教えてください。
シャンプーは頭皮の汚れを落とすものですが、洗浄力が高すぎるシャンプーを使用してしまうとベタつきの原因になりやすいんです。
というのも、洗浄力が強すぎると頭皮を守ってくれる、適量の脂まで落としてしまうためです。
- ベタつきの原因が脂かと思っていましたが、適度に残しておいた方が良いんですね。
そうなんです。
シャンプーのパッケージの裏に記載されている成分表に「ラウリル硫酸ナトリウム」や「ラウレス硫酸ナトリウム」の記載があった場合は、洗浄力が強いシャンプーだと思ってもらって大丈夫です。
とはいえこちらの成分は、市販されているシャンプーにはほとんどに含まれています。
もし成分表を見て、先ほどの成分が最初の方に記載あった場合は、より多く入っていると考えてもらって大丈夫です。
実は成分表の記載順は、多く使用されている成分の順番に並んでいるんです。
- そうだったんですね! 知りませんでした。先ほどのふたつの成分が入っていないシャンプーはないのでしょうか?
美容院で取り扱っているシャンプーは、先ほどの成分はほぼ入っていません。
もし気になるという方は、通っている美容院で聞いてみても良いかもしれませんね。ほとんどの美容院でシャンプーの購入はできるようになっているので。
- では次は「頭の洗い方」に関して教えてください。
まず気をつけたいのが、頭皮を傷つけてしまうことです。
頭を洗っているときに、爪を立ててゴシゴシと洗ってしまうと頭皮が傷つきやすくなってしまいます。
頭を洗うときは、指の腹で頭皮をもみ洗いするように洗うのがポイントです。
もみ洗いすることで、マッサージ効果も出て頭皮の血行が良くなるというメリットもあります。
- 頭皮を傷つけてしまうと、どうしてベタつきの原因になるのでしょうか?
頭皮を傷つけてしまうことで、雑菌が増えてしまうというのがひとつ目の理由です。
ふたつ目は、頭皮を傷つけることで、傷口が乾燥をしてしまって、その周辺に体が脂を余分に作ってしまうことでベタつきにつながります。
また、頭を洗うときは、シャンプーで洗う時間よりも、シャワーでシャンプーをすすぐ時間を多くしてください。
すすぎが足りずに、シャンプーが洗い残ってしまうと、髪の毛や頭皮が乾いたあと、余分に乾燥してしまう原因につながってきます。
- ありがとうございます。最後に「汗のつまり」について教えてください。
肌のベタつきと同様に、汗をかくと頭皮もベタついてしまいます。
暑くなると汗をかくことが多くなりますが、帽子などを被ってしまうと頭が蒸れてしまい、より頭に湿気が多くなってしまいます。
ですが、猛暑の日などは熱中症などになってしまうことがあるので、家に帰ってからのシャンプーや頭皮の洗い方が重要になってきます。