髪の毛がベタベタする…! ベタつく原因やサラサラヘアにするヘアケアの方法を美容師さんに取材しました!
髪の毛がベタベタする原因や、サラサラヘアにする方法を現役美容師に取材してきました。髪の毛がベタベタする原因は、皮脂などの油分が髪の毛に付着している状態を指します。髪の毛がベタベタすると頭皮の匂いが出てしまう場合もあります。本記事では髪の毛がベタつく原因や、改善するためのヘアケア方法を現役の美容師さんに聞いてきました!
髪の毛がベタつく状態とは
髪の毛を触ってベタついている状態は、髪の毛に油分が残っている状態のことをいいます。たとえば、スタイリング剤をつけていないのに、束感を作れてしまったらベタついているといえます。髪の毛のベタつきの原因は、皮脂の汚れがほとんどです。皮脂が毛穴に詰まってしまって、髪の毛がベタついてくると雑菌が繁殖しやすくなり、頭髪の匂いがきつくなってしまうこともあります。また、頭皮の毛穴に皮脂が詰まっていると、頭皮の血行が悪くなってしまいます。血行が悪くなると、髪の毛へ栄養を行き渡らせることができなくなるので、髪の毛が細くなっていき、ハリコシもなくなってしまいます。
髪の毛がベタつく原因は?
髪の毛がベタベタになる原因は以下の3つが考えられます。・シャンプーの選び方・頭の洗い方・汗の詰まり
シャンプーの選び方
シャンプーは頭皮の汚れを落とすものですが、洗浄力が高すぎるシャンプーを使用してしまうとベタつきの原因になりやすいんです。というのも、洗浄力が強すぎると頭皮を守ってくれる、適量の脂まで落としてしまうためです。シャンプーのパッケージの裏に記載されている成分表に「ラウリル硫酸ナトリウム」や「ラウレス硫酸ナトリウム」の記載があった場合は、洗浄力が強いシャンプーだと思ってもらって大丈夫です。とはいえこちらの成分は、市販されているシャンプーにはほとんどに含まれています。もし成分表を見て、先ほどの成分が最初の方に記載あった場合は、より多く入っていると考えてもらって大丈夫です。実は成分表の記載順は、多く使用されている成分の順番に並んでいるんです。美容院で取り扱っているシャンプーは、「ラウリル硫酸ナトリウム」や「ラウレス硫酸ナトリウム」などの成分はほぼ入っていません。もし気になるという方は、通っている美容院で聞いてみても良いかもしれません。ほとんどの美容院でシャンプーの購入はできるようになっています。
頭の洗い方
頭を洗うときに気をつけたいのが、頭皮を傷つけてしまうことです。頭を洗っているときに、爪を立ててゴシゴシと洗ってしまうと頭皮が傷つきやすくなってしまいます。頭を洗うときは、指の腹で頭皮をもみ洗いするように洗うのがポイントです。もみ洗いすることで、マッサージ効果も出て頭皮の血行が良くなるというメリットもあります。
頭皮を傷つけるとベタつきに繋がる理由
頭皮を傷つけてしまうことで、雑菌が増えてしまうというのがひとつ目の理由です。ふたつ目は、頭皮を傷つけることで、傷口が乾燥をしてしまって、その周辺に体が脂を余分に作ってしまうことでベタつきにつながります。また、頭を洗うときは、シャンプーで洗う時間よりも、シャワーでシャンプーをすすぐ時間を多くしてください。すすぎが足りずに、シャンプーが洗い残ってしまうと、髪の毛や頭皮が乾いたあと、余分に乾燥してしまう原因につながってきます。
汗の詰まり
肌のベタつきと同様に、汗をかくと頭皮もベタついてしまいます。暑くなると汗をかくことが多くなりますが、帽子などを被ってしまうと頭が蒸れてしまい、より頭に湿気が多くなってしまいます。ですが、猛暑の日などは熱中症などになってしまうことがあるので、家に帰ってからのシャンプーや頭皮の洗い方が重要になってきます。
髪の毛がベタついてしまったときのヘアケア方法は?
髪の毛のベタつきが気になった際は、ホームケアとサロンケアで改善することができます。それぞれのケアの方法を紹介します。
ホームケア
ホームケアで頭皮のベタつきを改善するヘアケア方法の流れを紹介します。
1:まずはブラッシング髪の毛が乾いている状態で、粗めのブラシを使用して髪の毛をブラッシングします。このブラッシングをすることで、髪の毛についた汚れの半分くらい落としてくれるんです。また、ブラッシングをすることで血行も良くなりますよ。
2:しっかりと湯洗いみなさんシャンプーを使用する前に、まず髪の毛を濡らすと思います。この濡らす作業の段階で、髪の毛をしっかりと洗いましょう。シャンプーの泡立ちが全然違ってきますよ。
3:シャンプーで頭皮を洗うシャンプーは、使用する量を極力少なくすることがポイントです。最初は少なめにプッシュして、もし足りないと感じたら追加するくらいの方が良いでしょう。先ほどもお伝えしましたが、頭皮を指の腹で頭皮を揉み洗いするようにして洗います。
4:コンディショナーやトリートメントは髪の毛にコンディショナーやトリートメントを、頭皮につけてしまう方もいますが、髪の毛だけにつけることを心がけてください。このふたつのアイテムは髪の毛をコーティングする作用があり、頭皮についてしまうと乾きにくくなってしまうんです。
5:すすぎはしっかりとシャンプーやトリートメント、コンディショナーが終わったら、シャワーで髪の毛をすすぎ洗いします。このときに洗い残しがないようにしましょう。もし洗い残しなどがあると、それが頭皮のベタつきの原因につながります。また、頭皮をすすぎ洗いするときは、39度くらいのぬる目のお湯にするのがポイントです。
6:タオルドライでしっかり乾かすこのタオルドライをしっかりとすることで、ドライヤーの時間を短縮することができます。タオルドライをするときは、シャンプーと同様に指の腹を頭皮に当てて、根元にタオルを当てて乾かすようにしましょう。頭皮から毛先の順番で拭くといいですよ。
7:ヘアオイルを塗布髪の毛をコーティングしてくれるヘアオイルを塗布しましょう。髪の毛が濡れていると、せっかくのヘアオイルが水で流れてしまうので気をつけてください。また、頭皮にもつけないということも心がけてくださいね。
8:ドライヤーで頭を乾かすドライヤーで髪の毛を乾かします。ポイントは毛先からではなく、根元からしっかりと乾かすことです。
番外編:髪の毛の油分量の多さに悩んでいる方は髪の毛の油分量が多くて、一年中ベタつきに悩んでいるという方は、シャンプーをする前にクレンジングオイルをつけてみてください。
クレンジングオイルをつけることで、毛穴に詰まった脂を浮かせることができるので、シャンプーのときにしっかりと洗い流すことができます。