イライラするときの解消法と情緒不安定になってしまう原因とは?
情緒不安定とは、気持ちが安定せず、感情の起伏が激しくなっている状態です。
些細なことでイライラしやすくなったり、急に気分が落ち込んだり、辛い症状が続くこともあります。
今回はイライラしてしまう原因や、不安を解消するために大切なことをお話します。
イライラして情緒不安定になっているとき、私たちの心と体では何が起こっているのでしょうか。
一言で言えば、イライラや情緒不安定というのは「もう余裕がありません」ということを知らせる
自分自身からのサインです。
私たちは生活する中で様々なストレスを受けています。
ですが、多少のストレスであれば心身ともに調子がよいときは対処できる余裕があるため、
さほど問題を感じることはないでしょう。
しかしストレスが積み重なっていったり、いきなり大きなストレスが降りかかったりすると、
対処が追い付かなくなって心身が疲弊していきます。このように余裕がない状態では、
元気なときには何とも思わなかったことがとてもしんどく感じられ、
少しのストレスでも敏感に反応してしまうようになります。
その表れがイライラや激しい感情の起伏に繋がります。
つまり、いつもよりイライラしやすく、情緒不安定になっているときは、それだけ心身が疲れていて、
ストレスに対するキャパシティが小さくなっていることを表しているのです。
ストレスを与えてくるもののことを「ストレッサー」と言いますが、
例えば以下のようなものがストレッサーの例として挙げられます。
・物理的ストレッサー:天候や気温、気圧など気象の変化
・環境的ストレッサー:音や光、におい、振動など
・社会的ストレッサー:仕事、責任、社会的ステータス
・肉体的ストレッサー:病気やケガ、睡眠不足、肩こりなど慢性疲労
・精神的ストレッサー:身近な人の死、失恋、倒産、挫折
・人間関係ストレッサー:職場や家庭などの人間関係トラブル