ドルコスト平均法とは?注意すること、メリット・デメリットを詳しく解説!
毎月定額で株式など金融商品を購入するのがドルコスト平均法。資産運用が初めての方にとっては、聞きなれない言葉かもしれません。また、資産運用のどのような場面で用いるのか、わかりにくいところです。ここでは、ドルコスト平均法を用いた投資方法と、そのメリット・デメリットを紹介しましょう。
まず、ドルコスト平均法とはどのような投資手法なのかを紹介します。
・ドルコスト平均法は定期的に同じ金額で同じ金融商品を購入する投資手法
ドルコスト平均法は、同じ金額で株式や債券を定期的に購入し続ける、積立投資の1つです。
・ドルコス平均法の主なポイント
金額と購入するタイミングです。ドルコスト平均法では、購入金額を変えずに購入します。
商品の価格が上下するとしても購入金額を変えないということは、購入量を調節するということです。
●株価が下がる:購入数量を増やし、割安で購入できる
●株価が上がる:割高の価格で購入するものの、購入数量は少ない
このように購入コストを抑えながら積み立てていくことになります。
また、「購入のタイミング」とは、常に同じ期間で購入するということです。
つまり毎月・毎週・毎日など、定期的に購入することを指します。
このように、ドルコスト平均法は実践しやすい手法です。
・ドルコスト平均法の使い方
ドルコスト平均法は株式投資やFX、投資信託や債券など、あらゆる金融商品に活用できる基本的な手法です。
積立投資を基本とする投資信託やiDeCo、つみたてNISAなどで活用する手法でもあります。
例えば、1口100円のAというファンドを、ドルコスト平均法で6か月間、毎月購入した場合は以下の流れおよび
購入コストとなります。
例)2020年6月開始と仮定
●2020年6月、1口100円:1,000円分=10口購入
●2020年7月、1口110円:1,000円分=約9口購入
●2020年8月、1口80円:1,000円分=約13口購入
●2020年9月、1口70円:1,000円分=約14口購入
●2020年10月、1口120円:1,000円分=約8口購入
●2020年11月、1口200円:1,000円分=5口購入
●合計6,000円の積み立て、約59口購入
価格が上下しても買い続けると、1口の価格によっては都度購入口数が変わり、
平均購入コストを抑える仕組みです。