県民共済って何?メリット・デメリットや加入方法を解説します
もしものときに備えて加入する医療保険や生命保険には、民間の保険会社の商品のほかに共済の保険という選択肢もあります。ここでは「県民共済」の概要やそのメリット・デメリットについてご紹介します。
県民共済(都道府県民共済)とは、厚生労働省から認可を受けた全国生協連と都道府県から認可を受けた各生活協同組合が運営する保険事業です。
「県民」と名の付く通り、利用できるのはその県に居住する人、またはその県に職場があり勤務している人に限られます。
東京都に住んでいれば東京都民共済、神奈川県に住んでいれば神奈川県民共済、といった具合です。
そもそも「共済」という言葉には「力を合わせて助け合うこと」という意味があり、県民共済ではそこに集まった人たちが組合員となってお金を出し合い、
病気やケガ、不慮の事故が起きたとき、まとまったお金が支払われるような仕組みを作っています。
多くの人からお金を集めて非常時に備えるというのは一般の民間保険の仕組みと変わりません。余剰金が出た場合は運営団体の利益とせず、
割戻金としてお金が返還されることになっています。
県民共済の生命保険・医療保険には以下のような特徴があります。
●加入時の年齢によってコースがある程度決められている
まず前提として、県民共済に加入できるのは69歳の人までです。
70歳以上の人は加入することができません。
69歳以下の人については、以下のような年齢によって選べるコースが分かれています。
同じ年代グループであればコースを組み合わせることも可能です。
0~17歳
こども型:月1,000円コース、月2,000円コースの2種類